Euro Truck Simulator 2でフェイストラッキング

トラックドライバーとなって、ひたすら走るというマニアックなEuro Truck Simulator 2というPC版ゲームが密かな人気。面白いんだけど、交差点を曲がる時なんかはアクセルとブレーキと、ハンドル操作に加えて視点の移動まで操作するのはなかなかに難しい。調べていると、どうやらフェイストラッキングと言う、顔の向きを検知してゲームと連動することにより、実際の顔の向きでゲーム中の視点を変えられるという素敵なものがあるらしい。そこで、いくつかあるフェイストラッキングを調べてみた。実際に試してみた実践編はこちらの記事に。
TrackIR
市販品の定番。さすがに市販品だけあって検知精度は高いらしいが、昔より安くなったとはいえ数万円単位の出費が必要。帽子やヘッドフォンなどに検知用のマーカーを装着する必要あり。
FaceTrackNoIR
検知に特別なマーカーを必要とせず、顔認識だけで動きを検知してくれるのは便利。ただし、旧バージョンは無料だったが、現在最新のv200は有料になってしまった。2.85EURとのことなので精度が高ければ悪くない。
FreeTrack
フリーで検知精度もなかなかいいらしいが、検知するためのマーカーが必要でLEDを使った工作が必要なのが難点。また、開発が終了して久しいので今どきのゲームで使おうとすると、64ビット版の時に動作しないなどの問題もある。
opentrack
オープンソースで開発されているトラッキングシステム。現在もバージョンアップが続けられている。検知するためのマーカーが必要ながら、入力ソースとしてArUcoマーカーが使えるのがポイント。専用のマーカーを印刷するだけなのでお手軽だけど、それを頭に付ける必要があるので見た目がよろしくないのが難点と言えば難点。