Macを画面共有してWindowsから操作する

MacをWindowsから操作するテスト。Macは画面共有の機能が標準で入っているので、設定だけで特に新しくアプリなどをインストールすることなく使える。Windows側はVNCクライアントがあれば接続できる。ここではTigerVNCを使ってみた。UltraVNCみたいにWindows特化型のVNCクライアントではないので、どちらがいいかは好みの問題になるけど、TigerVNCはダウンロードしたら、インストールの必要なくそのまま使えるのが便利。なお、MacのIPアドレスは固定にしておいた方が都合がいいので、あらかじめ設定されているものとする。
Macの設定をする
画面共有用のユーザーを追加する
通常使っているユーザーでもいいけど、ここでは画面共有専用のユーザーを新しく追加した。 mac_share1
システム環境設定から"ユーザーとグループ"を選択する。
mac_share2
"+"をクリックする。
mac_share3
新規アカウントは"通常"にしておいて、あとはお好みの設定で。
共有の設定をする
mac_share4
再び、システム環境設定で"共有"を選択する。
tiger_vnc5
"画面共有"のサービスにチェックを入れて、アクセス許可のユーザーは、元から入っていたAdministratorsを消して、先に追加した"画面共有ユーザー"を追加した。
mac_share5
共有設定の画面で"コンピュータ設定"をクリックして、"VNC使用者が画面を操作することを許可"にチェックを入れて、パスワードを設定する。このパスワードが、WindowsからVNCクライアントで接続するときのパスワードになる。
Windowsの設定をする
TigerVNCをダウンロードする
GitHubのReleasesページから、最新バージョンへのバイナリダウンロードのサイトに移動する。 tiger_vnc1
この時点の最新バージョンは1.7.0だった。
tiger_vnc2
vncviewer64になっている方が64ビット版なので環境に合わせて選択してダウンロードする。
Macに接続する
TigerVNCのクライアントはインストールする必要がないので、ダウンロードした実行ファイルを起動する。 tiger_vnc3
MacのIPアドレスを入力して"connect"をクリックする。
tiger_vnc5
Macの画面共有で設定したパスワードを入力して"OK"をクリックする。
tiger_vnc4
こんな感じでWindowsからMacが操作できる。ちなみに、全画面表示中にWindowsに制御を戻したい場合はF8で上のようなメニューが出るので、そこから"Full screen"のチェックを外す。
    この記事で書かれている製品やソフトについて
  • Mac OSX El Capitan 10.11.6
  • Windows10 Pro 64ビット
  • TigerVNC 1.7.0