Raspberry Pi 2にGitBucketをインストールする

NASとして稼働中のRaspberry Pi 2はせっかく外付けのHDDが繋がっているんでgitサーバーにしようと思ってGitHubクローンのGitBucketをインストールした。前に、Ubuntu環境にApache+Tomcatでインストールしたことはあったけど、Webサーバーを必要としない環境では驚くほど簡単。
Java JDKをインストールする
OpenJDKで動作するのかどうか分からないので、OracleJDKをインストールした。
$ sudo apt-get install oracle-java8-jdk
GitBucketをインストールする
まず、最新版のバージョンを確認する。現時点での最新は4.8だった。
https://github.com/gitbucket/gitbucket/releases
インストール先のディレクトリを作成してダウンロードする。ここでは/opt/gitbucketに置くことにした。インストールと言ってもダウンロードしたら終わり。
$ sudo mkdir /opt/gitbucket
$ cd /opt/gitbucket
$ sudo wget -O gitbucket.war https://github.com/gitbucket/gitbucket/releases/download/4.8/gitbucket.war
GitBucketを起動する
GitBucketはWebサーバー機能もあるので、コマンド一発で動かすことが出来る。楽すぎる。デフォルトのデータ保存先は~/.gitbucketになる。
$ java -jar gitbucket.war
自動起動を設定する
Raspberry Pi 2のhomeにデータを作成されてもmicroSDカードなので困るから、下のように--gitbucket.homeオプションを指定して、外付けのHDDにデータを保存するようにした。sambaで共有されているドライブ。
$ sudo nano /etc/rc.localjava -jar /opt/gitbucket/gitbucket.war --gitbucket.home=/media/hdd1/samba/public/gitbucket&
使ってみる
インストールと言ってもこれだけ。ちなみにデフォルトのポートは8080になっているので、変更する場合は上の起動コマンドに--port=[NUMBER]オプションで指定できる。こんな感じで接続したら即使える。一応、ユーザー登録の雰囲気だけでも参考までに。
http://192.168.0.200:8080
gitbucket1
右上のSign inをクリックしてIDとパスワードを入力する。初期ユーザーとパスワードはroot/rootになっている。
gitbucket2
右上のドロップダウンメニューでSystem administrationを選択する。
gitbucket3
New userをクリックする。
gitbucket4
適宜、追加するユーザーの内容を入力してCreate userをクリックする。
    この記事で書かれている製品やソフトについて
  • Raspberry Pi 2 Model B
  • RASPBIAN JESSIE LITE November 2016
  • GitBucket 4.8